年下男子と、××生活はじめました。

おひとりさま嗜好

大学2年になって取った授業の初回、わたしは衝撃的な出会いを果たす。

それは、わたしと同類……基本的にはなんでもひとりでしたい、おひとりさま嗜好……の彼女、緑山麻友実(まゆみ)の存在である。

わたしにとって、彼女はおひとりさま仲間の第1号。わたし以上にひとりでの行動に積極性があって、おすすめのお店やスポットをたくさん教えてくれた。

加えて、麻友実はわたしに新たな趣味を押し付けた……もとい、麻友実がすきなものをいつのまにかわたしまですきになっていた。

その趣味が、わたしのこれからの人生を大きく左右することになるなんて、思ってもみなかったけれど。