魔王城での目覚め

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 『鬼〇の刃』の『我〇 善〇』の如く、気絶したら真価を発揮とかないから!  『夢オチ』だとか思ったままでいれば良かったが。ここが見慣れない場所である以上、その可能性が消え失せる訳であって………。     -俺に一体、、と?-  まず。魔王とその息子どもと『結婚』と言うのはない、ないったらない。だって、俺は男だし、ノンケだし………そもそも、半年後には、強気な美人妻が出来てたはずなのに。  俺が妃だの・妻だの・嫁だのになれるわけがないのだ。大体、魔王とその息子どもは、人間じゃないとは言え、魔族とやらの王族?と言うことになるんだろう。  それなら、『後継者(こども)』が必要になってくるだろう?男である俺は、当然、子供なんか産めない。  そして、俺が生きてたのは何の変哲もない現実世界。『オメガバース』の世界でもなく、俺が『Ω』であるのでもない。  元より。男と女では、躰の基本構造が異なっており、男の躰は〝出産の苦痛〟に耐え難いようになっている。  つまり、奴等は俺を妃だの・妻だの・嫁だのにするのは、デメリットしかない。一万歩譲って。魔王ならば、既に三人の息子がいるので、新たな『後継者』は必要ないかも知れないので、デメリットはない。  それでも、メリットがあるとも言えない。まぁ、『プラマイ0』ってことでいいのかも知れないけど………。  あれ?じゃあ、結局全員『躰が目当て』ってことになるんじゃないか?いやいや、まてまて。それはない、いくら何でも、ないったらない!!
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