60人が本棚に入れています
本棚に追加
あ、やばい。変なこと言った。
「あ、いや、別に深い意味はないっていうかその、、」
「...あの、」
アワアワと言い訳をしている俺に対して、克樹くんは真剣な顔をしている。
「はい。」
思わず敬語になった。
「俺、実は好きな人がいるんですけど、」
「え、」
えっと、どういう流れだろうか。
「告白ってどんな感じがいいと思いますか?」
えー、と。これは、、失恋の流れ?
「どんな感じ、、、。うーん、そのお相手はどんなのが好きな人なの?」
「そうですね。年上なんですけど、可愛いものが好きですね。表情がくるくる変わって面白い人ですよ。」
なんか少し俺に似てるかしれない。
、、、俺でいいじゃん。
俺だったらどんな告白でも克樹くんからのだったらOKするのに、、、とも言えず、
「す、ストレートに言ったらがいいと思う。」
「なるほど。、、、まだ分かりませんか?」
「?」
「これ全部、青柳さんのことですよ。」
最初のコメントを投稿しよう!