「頑張れ」禁止条例

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「頑張れ」禁止条例

*思いが込もって不快に思う方がいたらすみません。 始めに言うが僕は「頑張れ」って言葉がだいっきらいだ。 「頑張れ」なんてポジティブで背中を押してくれる暖かい言葉だろう、なんて言う側は思っているんだろう? 言う相手、子供も当然方思ってるに違いないと信じて疑った試しがないだろう? とんだ迷惑だ。その言葉が何を意味しているのかまるで分かっていない。もちろんこれは一個人の意見にすぎないけれど一人が思うってことは他にもいるってことをわかってもらいたい。 小さい頃から僕らが諦めそうになると 「頑張れ」 テストや試合があるとわかると 「頑張れ」 きっと本人に悪気はない、がこれが子供を苦しめているのだ。 子供はそんなこと言われずとも全力を尽くすつもりでいる、わざわざ言われずともわかっている。真面目で素直な子供ほどそれを重く受け止めて親の、教師の、その期待に応えようとする。多少の無理はする。多少の我慢もする。 それがつもりに積もって心を壊す。子供は大人が思っているよりもずっと純粋だから、言われた言葉を大人が意識している以上に気にしている。何においてもそう、怒られたことももちろん。仮にそういわなくても「頑張れ」のニュアンスを含んでいるのも同じ。
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