前置き

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前置き

五年後、世界が滅亡する。 未来はそう決まっている。 でも、そんなものは「今」を生きる少年少女らには関係ないのだ。 エンドロールは近い。 でも、最後の最後まで、彼は彼女から目を離す事はないだろう。 そうして最後の最後まで、彼女が彼に語ることをやめる事はないだろう。 これは、そんな終末五年前の、少年少女の恋愛群像劇だ。 でも、世界の終わりは、彼らには何も関係ないのだ。
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