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不思議なことなのだけれど、キリオ君のことを恋愛の対象としてみることはどうしたって出来そうにない。こんなイケメンとこんなに日々顔を突き合わせているのに、ちょっともドキドキした感情が産まれないのは一体どういうことなんだろう。みとさんの視線に気づいたキリオ君が不思議そうに振り返って「なんや、ココアお代わりか?あんま甘いのばっか飲んだら虫歯になんで」と言う。そうか、キリオ君は男の子っていうよりお母さん、やな。みとさんは納得する。
それも、とびっきりよくできたお母さんだ。
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