人生は恋愛バラエティみたいにはいかない

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私の周りには、本当に優しい人がたくさんいる。 みとさんは嬉しくなって「おおきに!」とほがらかに叫ぶ。 そうしたら、何故かこちらに向けているキリオ君の肩がしょんぼりと落ちた。 珍しく掃除に苦戦しているのかもしれない、とみとさんは思う。 そういえば、この前フロアタイルの目地の効果的な掃除の仕方、というのをテレビで見たんだった。キリオ君に教えてあげたらきっと大いに喜ぶだろう。よし、たまには恩返しをしないとね。 「掃除、手伝うよ!!」とみとさんは張り切ってぴょこんとベッドから飛び降りた。
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