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見つめた星
ルカニウム 様作
【あらすじ】
星の視点で描かれた、一話完結の優しい物語
書き出し一行はこちら
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小さな街はこの日
彩られた黒とオレンジ
(引用)
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これは、詩である。とても難しい分野。
ハロウィンをテーマに、童話調で描かれたものであるという説明書きがなされている。
詩とは、リズムを大切にし、”、や。”を省くことによって、読み手が何処で切るか、どう受け取るかを委ねる分野のものであり、文学というよりは芸術に近い。そして大切なのは、言葉選び。
それこそ、海岸で貝殻を拾い集めるように、言葉を拾い集め、自分だけの言葉を紡いでいくものだ。
出来上がった作品は、言葉がたくさん詰まった宝石箱。
この作品は、読まれてみるとわかるが、優しい言葉で温かみを伝えている。まるで満天の星空から、金平糖のような色とりどりの星を、一つ一つ選ぶような言葉選びが、とても印象的な作品である。
言葉選びのセンスにも注目してもらいたい。
”小さな街”まるでスノードームを眺めているような、小さい箱を眺めているような、綺麗で儚くて、人々が寄り添って生きている優しい風景を思い浮かべる。そんな街では”この日”黒とオレンジに彩られているのだ。それはきっとハロウィンをとても楽しみにしていた街の人々が思い思いに飾りつけをしたに違いない。
是非、この優しい世界に触れていただきたい。
眠れない夜。
一人で寂しい夜。
きっとあなの心を優しく包んでくれるだろう。おススメです。
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