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偽善者でも天然ならモテるというのは本当ですか?~天然偽善者は無自覚にモテまくる~
真田友汰 様作
主人公は高校生になったある日、ガチャガチャで自分を好きにさせるというカードを手に入れるが、それには善ポイントというモノが必要であった。ポイントを集めるために、偽善を繰り返し憧れのライフを送っていたのだが…。
書き出し一行はこちら
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朝の日差しが窓から俺の顔を照らした。
(引用)
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まず注目したいのは、偽善を行っているのには理由があるという事だ。天然ということから、この物語にはおそらく笑い要素が含まれると、考えられる。そんな彼が偽善を繰り返すという事は、偽善自体にも笑い要素が含まれるのだろうかと、期待してしまう。
偽善というのは、善い行いが打算的であるということだろうか。ポイント欲しさに、誰かに優しくしたり、親切にしたり。その為、良い人と勘違いされ、モテまくるという事かも知れない。これだけ見ても、かなり面倒なことに巻き込まれそうな予感がする。
主人公の憧れたライフがどのようなものだったのかも、気になるところ。モテたいだけならば、恐らくこのような展開にはならないからだ。カードをいつどのように使うのか、または使えるのかにも注目したい。
ここぞという使いどころを間違える、という展開も予想できる。なんとも面白そうな物語だ。
書き出しの一行を見ると、光が主人公を照らしている。つまり、この物語は冒頭から、何かを予見しているように感じるのだ。しかも、主人公は高校生。多感な時期でもある。
この先に待ち受ける物語の中で、主人公がどう反応し、どう行動するのか。果たして、カードの存在はバレないのか?気になることの沢山ある物語だ。
あなたも是非、彼の学園生活を覗いてみてくださいね。
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