僕の愛する君へ

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 僕は黒猫のクロがいるから淋しくはなかった。  仕事で嫌な事があってもクロが癒してくれた。  趣味はなかったが、毎週欠かさず行っていた事があった。  それは、宝くじを購入する事だった。  週に300円だけ、当選発表迄の間の夢を買っていた。
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