僕の愛する君へ

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 その日、僕は新聞で宝くじの当選番号を見ていた。  当たる訳ないって思ってはいても、毎週ドキドキする。 「また駄目だったかぁ、まぁたったの300円だし来週に期待しよう」  そんな日々が続いていたから、当選番号を何度も確認した。  夢ではないかと頬をつねってみたら痛かった。
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