僕の愛する君へ

21/27
前へ
/27ページ
次へ
 一番変わってしまったのは、僕自身だった。  見た目ではない、人を疑う事しか出来ない人間になってしまった。  兄から僕の事を聞き心配してお見舞いに来てくれた別れた彼女の亜美の事も、僕が死んだら金が入るから寄りを戻したいと思ってやって来たんだろうと言って追い返した。  どうせ死ぬなら、もうどうでも良かった。人にどう思われようが構わなかった。
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

30人が本棚に入れています
本棚に追加