神様の役目。俺の役目。

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「福田。お前ならどうする。」 「俺なら?そうだな、まず、お賽銭箱と勘違いしてお金を入れた人がいるって、警察に行って説明・・」 「違うっ!」  俺の話を遮ってタケシが怒鳴った。 「タケシ?」 「福田が神様なら、この絵馬を書いた奴にどんなことをするんだよ。」  タケシが血走った眼を俺に向けてきた。 「さっきみたいな、手にするものを全部ブーメランにするとかさ、そんな風な。」  タケシがジワジワとにじり寄ってきた。 「どうせお前も思っていたんだろ?ミカン箱の賽銭箱も、こんな板切れ置いただけの絵馬も、なんちゃって神社も、間抜けなアラフィフニートの馬鹿な思いつきだって。」  血走った目が吊り上がって、殺気立っていた。  タケシの近づくのに合わせて俺は後ろに下がった。
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