幸せを願って

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秋の少し肌寒い日… 「こんにちわ、ここいい?」 えっ!あのイケメンお兄さんだ!私は慌てて少し左に寄り「はい、どうぞ」と返事をした。 「これ、寒いから…」お兄さんが温かいミルクティーの缶を渡してくれた。 「えっ?」私は驚いた。 「そうだよね?びっくりするよね?今日は何時もより時間あるから君とお話し出来るかな?と思って…」 「あ、ありがとうございます」とミルクティーを受け取った。 「本、好きなの?」お兄さんに訪ねられ、私は何時も時間があれば読んでいる事、本が好きで溜まって来ちゃうから看護師の紗織さんに図書館で借りて来てもらってる事。そして何よりもこのベンチに座って好きな本を読む事が一番幸せな時。と初めて話す男の人に一人で一方的に話していた。 その人は黙って穏やかな顔して聞いていてくれた。やっぱりイケメン!と思った時…
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