第一章

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今まで、一輝の身体や男の身体を想像するだけで、颯は満足していた。 だが、最近はそれでは満足しなくなった。 ネットでゲイのAVを見るようになっていた。 イケメンで身体つきがいい男同士が、ネットりと、舌を絡ませながらキスをして、身体をまさぐる。 耳殻をなぞるように舐め、首、胸、特に乳首は集中的に舐め上げるのを見た。 これを見た颯は、自分の乳首を触ってみる。 んっ 声がでる。 乳首を摘んだり、指で弾いたり、捏ねてみる。 「あっ、気持ちいい。」 颯は乳首もこんなに気持ちいい物なんだと思った。 そのAVは更に、進んでいく。 一人の男優がもう人の下半身のそれを咥え、上下に動かしたり、吸ったり、舐めたりしていく。 「フェラってどんな感じなんだろう。気持ちよさそう。」 颯の下半身も疼き、それは勃ち上がっていた。 左手で乳首を摘んだり捏ねたりしながら、右手を下半身のそれを握り、上下にしごいていく。 んっ ”やばい、これだけでも直ぐにイきそう” 段々速く、颯のそれをしごいていく。 乳首の刺激が更に快感を増しているようだった。 「はっ、んっ、イクッ、イッちゃう」 颯のそれは更に膨らんで、勢いよくその先から白濁したものが、ドビュッと飛ぶように出た。 その白濁したものは、颯の腹部だけでなく、胸骨まで大量に飛び散った。 「毎日しまくってんのに、こんないっぱい出る物なのかな?僕だけかな。」 その自身が吐き出した物を手に塗りつける。指にも絡まるようにクチュクチュと塗りつけていった。 AVの男優は、手にローションをつけ、もう1人の男優の中に指を入れていく。 指を抜き差ししながら、本数を増やし、抜き差したり、グリグリとさせる。 それをされてる男優は気持ちよさそうに喘ぎ、その下半身のものはそそり勃っていた。 「中ってやっぱ、気持ちいいのかな?」 颯は、自分の中に、指を入れてみる。自身が吐き出した白濁した物を指に絡ませて、滑りやすくしていたので、ゆっくりと入っていった。 颯の指は、元々細長いので、そこそこ奥に入っていく。 「なんか、変な感じ…でも、、、」 指を奥に入れて、内壁を探るとある所で快感が走る。 「んっ」 颯は、指を増やし、そこを重点的に刺激していく。 「あっ、あっ、気持ちいい」 颯は、自身の物も勃ち上がっていたので、片方の手で握りしごいていく。 「やばい、なにこれ、気持ちよすぎ、、、」 あん、ん、 颯は、喘ぎながら今まで以上の快感を得て果てた。 AVでは、指から男優の下半身のそれを挿入していた。そして腰を動かし始めると、2人は喘ぎ快感を得ているようだった。 「僕も、いつかセックスしたいな。指でこんなに気持ちいいなら、、、もっとだよね。その相手が一輝ならいいのに、、、」 颯は、むなしくなり、ため息をついた。
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