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颯は、この頃にはあのAVみたいに、一輝に抱かれる想像をしていた。
ベッドの上で、一輝が颯を押し倒し、一輝の顔が颯に近づいてくる。颯は、目を瞑ると唇に柔らかい感触を感じる。
颯の口が少し開いた時、一輝は舌をねじ込み颯の舌と絡ませる。ネットリ深いキスをしたら、一輝は首や鎖骨を舐め上げ、またねっとりと深くキスをする。
一輝は、颯の片方の乳首を舐めながら、もう片方を指で摘んだり捏ねたり弾く。
”一輝、もっと、もっと”
一輝は、颯の耳元で”好きだよ”と囁き、耳殻を舐める。そして、颯自身のそれを軽くしごいていく。
それを強弱をつけてしごきながら、キスをしたり、首筋を舐めたり、乳首を舐めていく。
”一輝、イッちゃう、あっ”
颯は身体に電流が走り、自身のそれはさらに膨らみ果てた。
いった後なのに、颯の中に一輝の指が挿入されていく。
颯の中で、一輝の指は抽挿され、快感を得る。颯自身のそれは、その快感が膨らんでいけば行くほど、勃ち上がっていく。
”一輝、気持ちいい”
そして、その指が増やされかき乱されていく。と、同時に颯自身のそれを一輝が扱いていく。
”だめ、またイッちゃう。一輝、一輝、一輝”
ドピュッ
颯自身の白濁が勢いよく飛び、絶頂を迎えた。
颯は、現実に戻ると、一輝の手によって果てたはずの自身の白濁が、自分の手と腹部にねっとりとついていた。
虚しすぎて、涙が流れた。
こんなに一輝が好きなのに。
一輝にキスされ、触れられ、抱かれたい。
苦しい。
苦しすぎるよ、一輝。
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