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一輝の事が、恋愛対象として好きだと自覚した小学6年の冬ある出来事が起きた。
夜眠っていると、夢を見た。
「颯、俺の事好き?」
一輝が、颯の両手を握り、クリクリな眼を少し潤ませ聞いてくる。
「うん、好きだよ。大好きだよ。」
一輝は嬉しそうに笑い颯を抱きしめた。
颯の耳元で、「僕も好き」と言った。
そして、身体を少し離し両手を颯の肩に置く。
一輝はゆっくり、目を閉じて顔を近づけてくる。
颯も思わず、目を閉じた同時に唇に柔らかい感触を感じた。
颯は、一輝にキスされたのだ。
そのキスは長くて、颯はドキドキと胸の鼓動が速くなっていく。
それと同時に、下半身がムズムズと疼き、生暖かい何かが下半身を濡らした。
そこで目が覚めた。
今のは一体なんだったろう。一輝とキスする夢をみるなんて、やはり彼がすきなんだと颯は思った。
ん?
下半身が、生暖かく濡れている感触がある。
颯は、掛け布団を捲りズボンとパンツを脱いだ。
颯のパンツには、白濁した液がどろりと濡れていた。ズボンにシミをつけるほどの量が出ていた。
この日、颯は初めて夢精した。
それを境に、颯は一輝の夢を見る度夢精を繰り返す事となる。
夢精する事が無くても、颯のそれは勃ちあがっており、戸惑っていた。
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