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颯が、中学生になると周りの男子は女の子の話をし始めていた。
特に、女の子の身体を語る時の彼らは興奮しながら話ていた。
「なあなあ、吉田の妹、おっぱいデカいなぁ」
「お前実際家で、実物見てんだろ?どんなだ?」
「え〜、僕、妹の胸見てもなんも思わないよ〜。」
颯は、いつものように、何を考えているかわからないように笑う。
「それもそうか、、、」
「俺は坂田亜由子の脚が綺麗ですきだなぁ〜」
「坂田もそこそこ胸あるよな!」
皆、ニヤニヤ笑う。それから、誰が可愛いとか美人という話になり、やはり最後は女の子の身体の話に戻る。
颯は、そんな話を聞いても何にも思わなかった。
それは、一輝が好きだからなのだろうと思っていた。
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