『最終回』

1/1
前へ
/9ページ
次へ

『最終回』

 『有り得ない話だ。』  パパがうめきました。  とはいえ、南極人は、家族よりも、さらに、やたらに、頭と目がでかくて、足が短くて、親戚だけれど、進化のレベルが違うようにも、思えたのです。  『まあ、そうも、おらしゃいましな。よい景色、みそて、いらたきまし。こちらに。』  首相さまは、家族をひとつのドアに案内しました。  『さてな、おはえりくらまさい。ワンダンフルな風景は、みえましる。』  『ワンダンフルですか。』  パパは、まだ、不審げに言いました。        しかし、残りのふたりは、わくわくしております。  あくまで、にこにこしている首相さんは、たぶん、外交的なものではなくて、ほんとうに、もう、やたら、楽しそうです。  そうして、首相さまの合図で、その扉が、開かれたのです。  『うあ〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️😱☀️』  全員が、驚嘆しました。  見渡す限りの緑の大地。  それが、地平線まで続いております。  『なんだ。これは。え? どこにいるの?』  パパは、お口が開いたままです。  首相さまが、言います。  『ここは、南極大陸ねんな。地球が、外惑星にぶちかて、ばらばらになる前々の、ワンダンフルな、南極しねな。すれに、氷は溶けさり、地球の水位は、場所によっては、80メートル、あがってひました。人類は、事前に宇宙ステーショナに飛散したには、よく知るられたことね。そのあと、バラバラにしたちきうに、移住したしね。それのてくにかりは、われらが、ひそかに提供しらした。われらの姿なは、かいものね。ま、そこらふんは、きにしかい、きにしかい。しかし、われらは、南極のはんぶんこくらいきりとっりまさして、この、異次元空間に引っ越しさん、いました。あなたがな、ご近所さんなで、ちかてくれたら、よろしなか。』  『え?』  『家はあるのかな?』  『しぐ、できまるし。まかしかなさあ。』      なんだか、よくわからないが、かぞくは、この切り取られた南極大陸にも、おうちを持つこととなりました。  ロボットくんも、いっしょです。  そうして、子供たちが大きくなる頃には、ほかの移住者も現れて、多少、賑やかになりましたとさ。            くまくま🐻              
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加