酷く懐かしい初めまして

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酷く懐かしい初めまして

沈む感覚がした 落ちる訳でもなく溺れる訳でもなく抵抗なく海の中に沈む感覚だ どこまでも沈む それが心地よかった 願わくば底の底まで行きたいと思うほどだった 何がきっかけだったかは分からない ただ頬を伝う涙が零れた気がした
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