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あとがき
ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございます。
100ページくらいにしたかったのですが、ちょっとオーバーしてしまいました。
それでも途中、端折りに端折りまくって、文章としては面白くないものになってしまった感はありますが、まあ、いいでしょう←
病気ネタって賛否両論あると思います。
不謹慎かもしれません。
それでもこの話を書こうと思ったのは、最近ALS患者さんの事例を聞いて、思う事があったからです。
体が思うようにうごかなくなるのに、意識ははっきりしている、なんて想像つきませんよね。
自発呼吸停止で、気管切開を選ぶと、10年ほど保つことがあるんですが、気切ってほんと、苦しいんですよ。
喉を切って管を通して、呼吸の管理をするんですが、そうなると当然話すことができなくなります。最近話題の気管挿管とはまた違うのです。
喉を切り開いているわけですから、当然感染リスクも高くて、唾液も溜まります。頻回に吸引しなきゃなんないので、介護者の負担も増えます。
加えて自分で動けない患者さんは、人工呼吸器の異常が起きないか、常に不安になるそうです。ALSは意識がハッキリしているので尚更。
いざ気管切開が必要になったとき、患者さんの意思と、家族の意思はどちらが重いのか。
家族に迷惑をかけてまで、生きながらえることに抵抗がある人もいます。
でも、どんな状態でも生きていて欲しいと思う家族もいるわけです。
看護者はどうやって寄り添えばいいんですかね。
ALSに限らず、もし家族が突然脳死判定を受けたら、人工心肺を停止するのは誰の意思なのかとか、そういうことを考えるととても落ち込みます。
どんな決断をしても、何か救いがあることを願いたいです。
言い出したらキリがないので(本当はもっと語りたい!!)ここらへんで終わります。
というわけで、ありがとうございました!!
2020年11月18日
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