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「じゃ、行こっか」
私は玄関のドアノブに手をかけた。
その時、後ろから智明くんの手が伸びてきてドアノブを持った私の手をぎゅっと握ってきた。
「?」
どうしたんだろうと振り返ったら、彼の顔が近づいてきて、ちゅっと唇に軽くキスをされた。
突然のことにびっくりした私を抱きしめて、智明くんが私の耳元で囁いた。
「桜子。大好きだよ」
……私も智明くんのことが大好きよ。
あなたとこの先、ずっと一緒にいられたらいいな。
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