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次の日の朝、下に降りるとシェリナたちがニヤニヤしていた。
「ライナス、昨日の夜はお楽しみだったみたいね」
「なんでそれを?」
「どう言うことニャ?」
「えっ?」
「ルピスに変なことしたニャ? どうなのニャ?」
「それは……」
口ごもってしまう。
「黙るのは肯定ニャ? ルピスを見れば分かるニャ!」
「だったら聞かなくても」
「認めたニャ。許さないニャ!」
「誘導尋問じゃないか!」
「覚悟するニャ!」
「ギャー!」
マリナに吹っ飛ばされる。
「痛い」
「自業自得ニャ。ルピスは渡さないニャ。って、ルピスはもう……」
そこでマリナは黙ってしまう。
「マリナ?」
ルピスが声をかける。
「そんなにルピスの事が好きなのニャ?」
「それは……」
嫌いではない。だけど、エッチをしてしまった以上、認めるしかない。自分の気持ちに。
「うん。好きだよ」
「ライナス!」
ルピスが抱きつく。
「分かったニャ」
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