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ライナスの選択
次の日、ライナスはルピスとマリナと話していた。
「ライナスはこっちに残るニャ? それとも、元の世界に戻りたいニャ?」
どう、答える?
「こっちの世界は楽しいよ」
「じゃあ」
「でも、いつまでもというわけじゃ。自分の親にも顔見せないと」
「そうだね」
「いつか、ライナスの世界に行ってみたいな」
「確かに。それはあるニャ」
「いつか、な」
ライナスはルピスを抱き締める。
「あっ♡」
「祭が終わった後だし、飲み明かそう」
「そうだね」
ライナスたちはシェリーたちと飲み明かした。
「もう、食べられないよぉ」
「ほら、ルピス」
「抱っこ」
「えっ?」
「お姫さま抱っこ」
「分かったよ」
ルピスを抱っこする。ルピスは嬉しそうだった。
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