酒場を立て直す

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酒場を立て直す

「ライナスは料理できるの?」 「出来るけど」 「ほう、それは楽しみだな」 「えっ?」 「私はダリア。よろしく」 「よろしく」 「ああ、ダリアは私の仲間なんだよ」  シェリナが説明する。 「そうなんですね」 「じゃあ、教えるから作ってもらおうかな」 「いいよ」  料理を作り始める。 ・ ・・ ・・・ 「出来た」 「食べてみよう」  シェリナたちが作った料理を食べる。 「!」 「!」  二人が絶句する。 「まずかったですか?」 「その逆だよ! すごくおいしい!」 「それは良かった」 「ルピスも食べてみなよ」 「う、うん」 「なにこれ! すごいおいしい!」 「良かった」 「ここで働いてみない? 絶対通用するよ!」 「えーと」  ルピスたちに自分のことを説明する。 「異世界から来たか……」 「驚かないのか?」 「珍しくないからね」 「そうなのか」 「とりあえず、ここで働いてくれるの?」 「それしかなさそうだしな」 「ありがとう!」  ルピスが抱きついてくる。 「ちょ、ちょっと」 「あっ、ごめん」  ルピスが照れながら離れる。ライナスはルピスの胸の感触が忘れられなかった。
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