11.羽住酒造と藤原家の稼業

5/10
前へ
/318ページ
次へ
***  善蔵(ぜんぞう)酒蔵(さかぐら)を経営する側で、酒にはあまり携わっていないらしい。  蔵のほうには、善蔵とは別に能見(のうみ)と言う名の年輩の杜氏(とうじ)(酒蔵の最高責任者)がいて、彼が羽住(はすみ)酒造で働く職人(蔵人(くらびと))らを統率しているらしい。  一斗(いっと)はゆくゆくは父親の跡を継ぐ形で経営者の側に。  十升(みつたか)は今現在能見(のうみ)の下について酒造に関わっていて、ゆくゆくは杜氏になることを目標に日夜職人修行に明け暮れている身なんだとか。
/318ページ

最初のコメントを投稿しよう!

447人が本棚に入れています
本棚に追加