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「日織、あとで目一杯甘やかしてさしあげますので、とりあえず今は離して?」
修太郎がなけなしの理性を総動員して日織にそうお願いすると、日織がピクッと身体を震わせて、「約束なのですっ」と期待に潤んだ瞳で修太郎を見上げてきて。
それがまた色っぽくて、修太郎は心の中、「だから日織さん!」と、無自覚に自分を煽りまくってくる愛らしい妻に駄目出しをする。
「覚悟しておいてくださいね」
色々と――。
そう付け加えたことは内緒だ。
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