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「もぉ! お分かりにならないのですか? 修太郎さんだけなのですっ! 私をドキドキさせられるのは!」
日織はそこでストン、とソファから降りると、修太郎にギュッとしがみつく。
「修太郎さん、大好きです! ヤキモチ妬きなところも、私をとことん甘やかしてとろけさせてくださるところも! 全部全部大好きなのですっ! だから――」
そこで日織は修太郎からほんの少し離れると、目の前の顔をじっと見上げた。
「今日はたくさんたくさん私を甘やかして、修太郎さんに対する〝大好き〟を実感させていただきたいのですっ」
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