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今日は可愛い日織を、甘やかしという名のお仕置きで〝誰の妻であるのか〟をしっかりと心に刻んでいただくつもりだったのに。
まさかの日織からの甘やかし催促に、修太郎は思わず瞳を見開いた。
「日織、さん……?」
恐る恐る彼女の名を呼べば、「はいっ♥」と期待に満ちたキラキラの目で見つめ返されて。
(やっぱり僕は一生かかっても彼女には敵わない)
修太郎は抑えきれない疼きとともに、そう実感した。
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