15.甘やかしと言う名のお仕置き*

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***  今日は可愛い日織(ひおり)を、甘やかしという名のお仕置きで〝誰の妻であるのか〟をしっかりと心に刻んでいただくつもりだったのに。  まさかの日織からの甘やかし催促に、修太郎(しゅうたろう)は思わず瞳を見開いた。 「日織、さん……?」  恐る恐る彼女の名を呼べば、「はいっ♥」と期待に満ちたキラキラの目で見つめ返されて。 (やっぱり僕は一生かかっても彼女には敵わない)  修太郎は抑えきれない疼きとともに、そう実感した。
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