447人が本棚に入れています
本棚に追加
オロオロと日織に問いかけたら、すぐさま「だっ、大丈夫なのです」と日織が体勢を立て直した。
(あー、日織さんっ。そんなに頑張っていただかなくてもっ)
日織が自分のを前にして真剣な表情をしている様は、ビジュアル的に大変喜ばしくて宜しくないと思ってしまった修太郎は、それを取り繕うみたいにそっと日織の頭に手を載せた。
一触即発。
ちょっとでも息子に刺激を与えられてしまったらすぐに達ってしまいそうで非常にまずい。
日織の顔に粗相をしてしまったらと思ったら、男としての征服欲はとってもとっても「したい」方に傾きかけた修太郎だったけれど、「愛しい妻にそんなっ」と思ったら「何としても阻止せねば!」とも思ってしまって。
(お願いです。もうそれ以上は……僕の理性が限界なのでっ。後生ですからおやめください!)
修太郎的にはそんな気持ちを手のひらに込めたつもりだったのだけれど。
最初のコメントを投稿しよう!