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「では、行ってまいりますねっ」
河川敷に到着して。
まだイベントが始まる前だったからだろう。案外すんなりすぐそばの駐車場まで車を入れることが出来た。
このままここに駐車しておいても構わないのだけれど、せっかくだから日織に酒を振る舞われたい修太郎だ。
車は一旦マンションに置きに帰る算段になっている。
その後、バスかタクシーで戻って来て、日織と再会を果たす予定だ。
そう心に決めたはずなのに、いざ日織が車から降りるとなると、つい引き止めたくなってしまう往生際の悪さはしっかりと健在らしい。
「あっ、あのっ、日織さんっ!」
車から降りようとドアハンドルに手をかけた日織を呼び止めると、
「か、髪っ! 下ろしておかれた方が首筋、温かくないですか?」
などとこの期に及んでどうでもいい提案を投げ掛けてみたり。
今日の日織は――と言うより羽住酒造へバイトに行くときはいつも――髪の毛を後ろでひとつに束ねてポニーテールにしている日織だ。
色素の薄い髪の毛が、日織が頭を動かすたびに勢いよく揺れる様が可愛くていい。
いいのだけれど――。
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【お知らせ】
『大安吉日』に1万スター有難うございます!
https://estar.jp/page/info/congratulations/star/25740219?star=10000
本来ならバレンタインデーも近いですし、バレンタインのお話をお礼として書き下ろします!と行きたいところなのですが、すみません。
本当に諸々ゆとりがなくて本編を落とさないようにするので精一杯の体たらく(泣)。
代わりと言ってはショボいですが、今、本編改編中で非公開になっているスター特典
https://estar.jp/extra_novels/25592471
を期間限定(2月末まで)で解放します。
もし未読の方、おられましたら♡
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![12fd4577-7e98-4b71-ad32-89d8a03b4987](https://img.estar.jp/public/user_upload/12fd4577-7e98-4b71-ad32-89d8a03b4987.jpg?width=800&format=jpg)
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