19.始まりの日*

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「僕も、……もうっ」  修太郎の精を吸い上げたいみたいに内壁がキューッと奥に向かって収縮を繰り返すから、修太郎もたまらず()かされてしまう。 「ふぇっ、な、かにっ、熱いの……がっ?」  日織(ひおり)がまるで修太郎の吐精を感じたみたいに大きく瞳を見開くから。  修太郎はそんな日織を抱きしめて「はい、いま、日織さんの中に初めて……出させて頂いて、います……っ」と言葉にして彼女にそれを認識させる。  途端、日織が嬉しそうにふんわり顔を(ほころ)ばせて、「嬉しい……っ」とつぶやいて。  目尻からポロポロと、嬉し涙をこぼした。
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