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「ど、うして……私が、意地悪……な、んですか?」
鏡越し、涙目の日織が途切れ途切れに絞り出すような声音で問いかけて来る。
鏡には日織の、決して大きくはないけれど形の良い胸が、所在なく掛かったブラの布越しに映し出されていて、修太郎は一瞬我を忘れて彼女の身体に見入った。
日織の髪や瞳同様色素の薄い彼女の乳房は、愛らしい色付きも淡いピンクに近いことを修太郎は嫌と言うほど知っている。
ほんの少し刺激を与えただけで、肌全体がほんのりと朱に染まって、もともと薄い先端との色の境目が曖昧になってしまうことも。
そのくせピン……と愛らしく勃ち上がった小さな果実が、「食べて?」と言わんばかりに存在を主張してくることも。
それを思い出した修太郎は、当然の権利のようにその膨らみに手を伸ばすと、ふんわりと柔らかな感触を味わうように、日織の胸をゆるゆると手のひら全体で下から包み込んで揉みしだく。
「や、しゅうた、ろぉさっ……、私、まだっ」
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