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トロンとした日織とシャワーを浴びて。
大好きな妻の身体の隅々まで洗って差し上げる、という野望も果たして大満足の修太郎だ。
ジャグジー付きの浴槽に、ホテルが用意してくれていた泡入浴剤を入れてほんのり薔薇の香りが漂うバブルバスにしたのは、身体を洗っている最中に日織が段々覚醒してきてやたらと恥ずかしがるようになってしまったから。
修太郎としては湯船の中でも日織の身体がもっとクリアに見える透明なお湯に浸かりたかったのだけれど、泣きそうな目をして「こんな明るいのは……恥ずかしいのですっ」と顔を見上げられては折れざるを得なかった。
修太郎は、今日は目一杯日織を甘やかす、と決めたのだから。
***
身体を洗っている最中に縮こまってしまった日織を気遣って、浴槽内のジャグジーを作動させた修太郎だ。
それだけでもきめ細かい気泡で浴槽の中が見えにくくなったのだけれど、アメニティーグッズの中にバブルバスの入浴剤があったことも知っていたので「入れてみますか?」と日織に問いかけてみた。
当然ぼんやりしている間に修太郎と風呂に入ってしまっていた、という現実を突きつけられて、恥ずかしさに打ち震えている日織はコクコクと頷いて。
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