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可愛いカレシ
風呂上がり、軽く1杯とビールを飲みながらテレビを見ていたら後ろから呼ばれた。
「なーおーくん。」
振り向くとニコニコした瑛が立っていた。どうしたのかと尋ねると、着ていたガウンを脱ぎ捨てた。
「みてみて〜、なおくんどう?」
「ぶっっ」
ビールを口に含んだ瞬間だったので思わず吹き出してしまった。
「似合う?」
そう言ってポーズを取る瑛は黒のレースでかなり布面積の小さい下着を身につけていた。
「あ、いや、あの……」
なんと言ったら良いのかとオドオドしていると瑛はいつの間にか直の目の前に立っていた。
「なおくん、どう?俺可愛い?」
「か、可愛い……というか、目に毒すぎる……なんだよそれ。」
「ネットで見つけてさ、なおくん好きかなぁって思って買った。」
「ま、まぁ……嫌いでは、ないかなぁ。」
マジマジと見つめるには刺激が強いと直は視線をずらす。
「今日はこれでなおくんにご奉仕しようと思ってさぁ……」
そう言うと瑛は直の膝の上に向かい合って座り、抱きつく。
股間を擦り付けるようにしながら何度も角度を変えながら深い口付けを交わし、互いの舌を絡ませ合う。直はされるがままと言ったふうに力を抜いた。
「あ、き……」
「ん〜、ンンっ……なおくん……」
いつの間にやら伸びてきた手に直の股間部分を撫で回されていた。
そして気がついた時にはもうズボンの中に手を突っ込んで直接刺激を与え始める。瑛の手淫によって直のペニスはどんどん形を変えて行った。
「んっ……あ、き……そんないきなり……」
「いきなりじゃないよ。今日はずっとセックスのことで頭いっぱいだったんだから。」
聞けば朝からずっと身体が疼いて気を抜くと勃起してしまうほどだったらしい。
「だからって……そんな……んぅ。」
「でもなおくん、気持ちいいでしょ?ちんちんがどんどん硬くなってるよ。」
嬉しそうに瑛は笑いながら手はとめずに動かし続けた。
暫くは手淫だけされて、直はもう少し刺激が欲しくなった。瑛の手は直の出した透明な体液でてらてらと濡れ艶めかしく光っていた。
頃合を見計らってか、瑛は舐めて欲しい?と聞いた。
「……うん。」
「なら、ちゃぁんとおねだりしてよ。」
「あき……俺の舐めてくれ……」
「ん、いいよぉ〜。」
スウェットに手をかけ下着ごと一気に引き下ろすと直のソレが勢いよく飛び出してきた。ソレはもうへそにくっつきそうな程に反り返っていた。
それを見た瑛は嬉しそうに足元へと座り込む。
「わぁ〜なおくん元気いっぱいだね〜。んじゃ、さっそく……」
ひゅぅっと口笛を吹いたあと、ペロリと舌を覗かせてわざと見せつけるようにゆっくりと下から上に舐め上げる。それから舌のピアスで先端部を軽く抉る。
「んぐっ……」
喉をのけぞらせ直は息を飲んだ。ピアスの硬い部分がちょうど鈴口を抉り何とも言えない感覚で背筋がゾクゾクした。
先端から先走りがとめどなく溢れ、欲情しているのがひとめでわかる。その先走りを舐め取り、口を離すと唾液とソレとで瑛の唇はぬらぬらとてかり光っていた。
瑛は次に大きく口を開け喉の奥までゆっくりと直を呑み込んでいく。
「んっ……あ、きっ……」
そんなことまでしなくていいと頭を離そうと手を伸ばすとキュッと喉奥を締め付けた。
「んっ」
ビクっと体が硬直してしまい直はされるがままになってしまった。
「んっはぁ……はぁ……」
喉の奥まで咥えこんでいて少しだけケホッとむせる瑛は目に涙を浮かべていた。
「あき……もう無理、入れたい……」
「えーどうしようかなぁ。」
もう少し焦らそうとも思った瑛だったが、正直なところ直のソレを愛撫していた瑛もナカが疼いて仕方なかったのだ。
「あき、頼む……もう、限界っ」
「なおくん可愛い……。」
とろんとした目で訴えられて瑛はかなりご機嫌な様子だ。普段は直が愛撫して、よがらせているのに、今日はその逆だった。
瑛に翻弄され、されるがままに従うだけの直はもう入れさせてくれと懇願した。
満足げな顔をした瑛は直の前に座り直し、両足を大きく開く。そして、自身の指でしりを割開き、ヒクヒクと収縮をする後孔を見せつけた。
「なおくんおいで……ここ、なおくん専用のメスま○こだから、好きにしていいからね。」
わざとらしい淫語を使って直の欲望を煽っていく。
直はすぐにかぁっと頭に血が上るような気がしたて、それからすぐにガバッと瑛を押し倒し、一気に熟れた後孔を貫いた。
「はぁー、はー……あ、き……」
「んぁっ……はぁっ、ぁン、そ、ないきなり……てか、相変わらずなおくんのちんちんでっかすぎ……」
とろんとした目で見つめながら瑛は嬉しそうに言った。
「誰のせいだよ……っ」
荒い呼吸を繰り返して瑛を見る。
「お、れ♡……あんっ、なおくん……」
「あき、気持ちいい……」
「俺も……いい、よ……なおくんのおっきなちんちんが……ぁっん、俺のおま○こ……いっぱい気持ちよくしてくれて……あぁぁんっ……」
今日はなにやらそういう気分なのかとようやく直は察し、瑛に合わせるように言った。
「あぁっ、あきのなか……俺の締め付けて……すごいっ……」
軽く喘ぎ声を混ぜて喋ると瑛は満足そうに笑った。
時折、瑛はこうして直を喘がせたがる。そういう時は決まって主導権を握りたがり、こういう風に仕掛けてくる事が多くあった。
「はぁっ、なおくんの……またおっきくなっ、たぁっ……」
恍惚の表情を浮かべ指を噛むその仕草が何とも小悪魔敵で卑猥で直の腰の動きを早めさせる。
「あきっ……あき、すごいっ……」
グチュグチュと粘液の混ざり合う音が響く。
「んあっぅ……なおく、んやっ……はぁ」
段々と瑛にも余裕は無くなってきたのか声に甘さが混ざり始めた。頃合を見計らって下からズンズンと重ためのピストンをしてやると瑛は腰を仰け反らせる。
「んくっ……あき……もう、出していい?出したい……あきのなかに……」
「ひゃぁんんっ……やっ、んぁっ……らして、いっぱい……なおくんの……ほしっ……んぁぁ」
余裕が無いのは直も同じで互いにイく事で頭がいっぱいになる。
「なおく、キス、して……ちゅーしたい……っ、ンン」
最後はやはり瑛が甘えるようにねだった。すぐにそれに応えるように直はキスをした。
「はぁん、イクっ、イっちゃ……おしりだけでイっちゃっ、うぅ……」
ビクビクと腰を揺らし瑛の中がきつく締まる。ペニスからは先走りがタラタラと流れ出ているだけだった。
「んぁっ……お、れ……中だけでっ……あっ、」
「あき……すごいっ、中イキ、なんて……んっ」
「まっまって、なおく……おれ、イってるっ、イってる、か、らぁっ……」
大きく背中を仰け反らせる瑛。
「ごめん、俺ももうすぐだからっ……はぁっ、あきっ……あきっ」
ビクビクときつく締付ける内部に容赦なく己を突き入れ、奥を穿つ。
「出る……いっ……」
少し遅れて直は瑛の内部へと熱い飛沫を放出させる。
「ーーーーっ」
さっきよりも大きく瑛は背中をそらし2度目の絶頂を迎えた。
今度は精液を吐き出した。その飛沫は瑛の胸元にまで飛んで身体を汚した。
《終》
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