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再会
自分が誰なのか分からなくなる事がある。
一体自分は何をしたいんだろう。
どうなりたいんだろう。
幼い頃からイケメンだとか、活発な男の子だとか、人は見た目で判断して決めつけてくる。何故こうも見ず知らずの人に傷つけられ、傷つくのだろう。
私の顔立ちは父に似ていて、男の子ならそれはもうモテてモテて仕方ないはずだった。
しかし私は女の子だ。
そうと知った人たちから、可哀想にとか哀れみの目で見られる。生きているだけで、何故こんなにも哀れみの目で見られ、傷つかなければならないのだろうと幼いながら感じていた。
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