コラボ企画(おまけ1)

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コラボ企画(おまけ1)

b198cf60-da9e-408d-8939-9d8174066a4b 【安定の不安定さ_( _ *`ω、)_ 💦 描く度に顔が変わるオリキャラ】 ふぅっっ....... 深く吸い込んだ紫煙を思い切り吐き出す。 安い早いだけが売りの全国展開コーヒーショップ。 ゴテゴテとした店内の片隅で、真柴涼はやっと人心地ついた。 昨今の禁煙ブームで喫煙者はますます肩身が狭い。 だったらすっぱりと止めてしまえばいい。 喫煙は悪習慣だと分かっている。 だが、おいそれと断ち切れないのが現実だ。 真柴も何度となく禁煙に失敗していた。 味気ないコーヒーを啜りながら、先程まで参加していた経済界の重鎮を交えた建設関連企業の会合の場を思い起こす。 業界五本の指に入るであろう『真柴建設』の敏腕副社長であっても、年功序列・縦社会を重んじる長老たちにとって、若干25歳の真柴は所詮”ガキの使い”。 覚悟はしていたが、会場内の小馬鹿にする様な上から目線にはげんなりとした。 そこで1番会いたくない人物と遭遇してしまったのだ。 ________”絡まれた”という表現の方が適切か…と思い直す。 真柴よりも3つ年上の地主園凉袮(じぬしぞの すずね)は、日本屈指の財閥『地主園グループ』総裁・清十朗(せいじゅうろう)翁の孫娘。 英国の有名大学を飛び級で卒業するほどの才女でありながら、モデル並みの美貌とプロポーションを持つ才色兼備だ。 祖父同士が旧知の仲であったため、幼い頃はよくお互いの家を行き来していた。 凉袮には一回り以上も年の離れた兄・爽介(そうすけ)がいるのだが、地主園グループとは無関係の企業に就職し、早々に家を出てしまったため兄妹の交流は殆どない。 そのせいか元来の面倒見の良さと相まって、一人っ子の真柴を実の弟の様に溺愛した。 それは歳を経ても変わらない。 ……いや、寧ろパワーアップしたと言えよう。。。 会合やパーティ会場で真柴を見掛けると嬉々として駆け寄り、人前でも堂々と”姉”だと公言する。 そして、子供の頃の思い出話に浸りつつ、恥ずかしいエピソードをネタにからかってくるのだ。 勿論本人に悪気がないことは重々承知。 凉袮なりの愛情表現なのだと理解もしている…が、それを素直に受け入れるのは何となく気恥ずかしかった。 なので、最近では”多忙”を理由に、極力顔を合わせないようにしていたのだが… _____今日は凉ネェのお陰で助かったな。 ✄- - - - - - キ リ ト リ - - - - - ✄ いつかちゃんとのコラボの続きを書かせていただきました。 思ったよりも長くなってしまったので4ページに分けます( ˊᵕˋ ;)💦
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