第20章 どうか「神様、お願い」します

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ダチュラ・・・別名:朝鮮朝顔(チョウセンアサガオ)曼陀羅華(まんだらげ)とも云う。 そして、このダチュラの【花言葉】は、『deceitful charms(人を騙す可愛さ)』。 つまり、『偽りの魅力』『愛敬』『変装』『夢の中』『あなたを酔わせる』『愛嬌』などの意味合いを兼ね備えた究極とも言える【花言葉】である。 一体何が言いたいのかというと、私はありとあらゆるモノに変化(へんげ)でき、生きとし生ける者を思いのままに操ることができるのだ。 こんな素晴らしい能力を隠し持ってたとは・・・橘、お前は本当に忌々しい存在だな。 先日、お前の助手だった千野 樹がのこのこ一人で私の処にやってきたぞ。 まさかとは思ったが、お前の助手も【花言葉】の能力者だったとはな。 でもな・・・私のこの力の前ではお前の助手の力など無いも同然に等しかったよ。 なぁ橘よ、そろそろ私の目の前に姿を出してはくれまいか? でないと・・・私はお前の家族を・・・。
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