3558人が本棚に入れています
本棚に追加
「晴香、起きて。今日は月曜日だよ。」
「ん…」
目を覚ました晴香は、ここがどこか思い出し、慌てて起き上った。
「おはよう。奏、起こしてくれてありがとう。」
急いで支度をしてキッチンに行くともう朝食の準備が出来ていた。
「ごめんね。作らせて。」
「晴香、俺たちは対等なんだから気にするな。俺は晴香に家政婦になって欲しいわけじゃないんだよ。」
晴香は、言葉を間違えていたと気付いて、言い直した。
「ありがとう、奏。いただきます。」
晴香の会社まで、マンションからだと直通電車があるため、今までのアパートより近くなった。
それでも7時半には出かける事にした。
「奏、行ってきます。帰りは多分、定時だけど奏は?」
「多分、夕食は家で食べられないから。」
仕事が忙しいらしく、帰りが遅いと言われ、ちょっと残念に思った晴香だった。
最初のコメントを投稿しよう!