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奏との生活は、平日は晴香が寝てから帰宅するため、思ったより1人で過ごす事が多かった。
奏は、眠る晴香の隣に潜り込み晴香を抱き枕にして眠るだけで、あれから木曜日まで手を出されることもなかったし。
やっと金曜日に休暇を取れたので、引っ越しに関わる手続きをまとめてする事にした。
いつもより少しだけ遅く起きるとまだ奏が横で眠っている。
毎日、忙しそうだから疲れているのかもしれない。
今日は、奏も晴香に合わせて代休を取っている。役所の手続きに行くにはまだ早いから寝かせておこうとそっとベッドから抜け出ようとしたら、腕の力が強くなり、抱きしめられていた。
「起こしちゃった?」
「おはよう… 晴香…」
まだ半分眠いのか、晴香を更に抱き込んで離さない奏。
結局、晴香は諦めて二度寝する事にした。
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