ダ・ン・ナさまっ♪

26/27
前へ
/149ページ
次へ
な、なにそれ…?どうしたらいいの??お酒で回転の鈍くなった頭じゃ、うまく考えられないよぉっ…! 「京吾くん、キスして…?」 じっと京吾くんを見つめながら言うと、京吾くんは「やだ。さっきと変わらないじゃん。」と一蹴。 ふえええ~~~…っ!! 「なんでぇっ、京吾くんの意地悪っ!!キスしてよぉっ、キスしたいよぉっ、」 あたしがムキーーッと頬を膨らましても、京吾くんは薄く笑うだけ。そのまま、コツンとあたしのおでこに自分のおでこを当てた。 「だからねだってみせろって。…そうしたら、俺は潮の言う通りのことするから。」 こういいながら、京吾くんの手はあたしの腰をゆっくりと撫ぜる。 言う通りの、こと? 「いっぱいいっぱい、おねだりしたら、全部きいてくれるの?」 あたしが高鳴る心臓を抑えながら訊くと、京吾くんはフッと笑った。 「…ぜーんぶ、してやるよ。」 京吾くんが、あたし次第で何でも…!? 「おねだり、おねだりするぅ…!!!」 あたしは、京吾くんの体にむぎゅーーっと抱きつくと京吾くんの方を見上げた。 なんか、 恥ずかしいけどっ、 でも、 でもっ……! 「あのねっ、あのねっ、あたし、京吾くんに好きって言われながら、キスされたいのっ、んっ、」 あたしが言い終わると同時に、あたしの唇を軽く奪って、それからサラリと「好き。」と言った京吾くん。あたし、ぽかーん。 「…潮、そんなねだり方しかできないわけ?」 京吾くんはこういって、フンと鼻で笑う。中途半端にキスをされて、もうっ、我慢できない…っ!! あたしは、剥き出しの胸を両手で揉みながら押し上げて、京吾くんに見せつけるようにして、自分でその先端をクニュクニュと弄り回した。 「見てっ、見てっ…!!ねぇ、軽いのじゃやだぁっ…!!もっともっと、あたしのことメチャクチャにするキスがいいのっ、ねぇっ、アッ…、アッ…、」 「…っ、」 ピクリと揺れる、京吾くんのカラダ。京吾くんは焦らすように、ゆっくりと、あたしの唇を親指でなぞった。 「ふーん…。メチャクチャになりたいんだ?」 「うんっ、メチャクチャになりたいのっ、京吾くんのキスでっ、メチャクチャになりたいのぉっ、ねぇっ、イっちゃう…!!早くキスしてぇっ…!」 もう、頭はまともな思考回路なんかじゃなくて。 求めるのは、京吾くんの唇だけ。 京吾くんはあたしの言葉に嘲笑した。 …そして。 「…やっぱ淫乱じゃん。」 京吾くんは、あたしの耳元でこう囁くと、そのあとは息もできない程の苦しいキスをしてくれた。 「…その変態なとこも、全部…愛してるよ。」
/149ページ

最初のコメントを投稿しよう!

293人が本棚に入れています
本棚に追加