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「ブドウ園!それって酒樽の街だろ、
どこにあんだよ。そこの葡萄酒は絶品でさー、
買おうにもルートが分からないんだわ」
「教えとくれよ!」
そういった途端「いた!」とユージンが走り出す。
俺もすぐに追う。
端末で道を塞ぐように言うと、第2第4師団が
第5師団に教えられた街の入り口やメインストリートに
通じる横道を封鎖する。
街の出入り口は港。
港は完全に制圧した。
港沿いの店もみんな兵を2、3人ずつ配置している。
「どっちに行った?」
「馬車だ・・あれ!」
斥候として街に潜んでいた俺達は馬はない。
馬宿で馬を借りた。
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