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「借りるよ!」とアントニオ。
「ちょっとお代・・を」
「あとで払う」とユージンも馬を走らせる。
かっぱらうような形になったが、
馬車に追いつきそうだ。
「ユージン、左の街道へまわれ」
「え・・直進しないのか?」
「挟み撃ちだ、このままじゃ街の外に出てしまう。
港とは別に西にも出入り口があったろ」
「左から行って。お前はどうするよ?」
「西に向かう」
「バカ、西にはデカい鐘楼があったろ?
街も密集してる」
「だから俺が行く。早くいけ」とアントニオ
ユージンが左に行った。
閉鎖した街道の兵団を端末でチェックする。
[そのまま動くな」
[それとジン!」
俺は街の外へも端末を飛ばした。
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