*その9.チャマルの奪還⑶*

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 「ポーラに傷を付けたのは、誰かさんだし…」 「わざとじゃないし」 「・・ああ、恨まれてるぅ―、 きっと殺そうと企んでるぅ~」 「お前。面白がってないか?...( = =) トオイメ」 街をぶらぶらしていたら、人波に紛れて ジンが近寄ってきた。 「ここはもう俺に任せて、お前らは王都に戻れ」 「将軍から連絡があったぞ、何してるかってさ?」 「お前ら、無線を切ってただろ」 『ゲッ!』 俺とユージンは互いに端末を見た。 使用時は別として、斥候活動でバレないように、 互いに切ったままだった!
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