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「無茶させるなと将軍に言われている」
「ジン、どけ!」
対魔の剣を抜いていた。
「仲間に剣を向けるのか?」
ジンの声で頭に血が登っていた自分に気づく。
「命令だ・・・・どいてくれ・・」
それでも何とか言えた。
「お前に死なれたら、カイゼルに俺が殺される」とジン。
涙ぐんだ目でジンを見てしまった。
「先に‥向かわせて・・しまった」
「…俺と合流して、から・・・向かわせれば。よかった・・」
「・・・犬死・・ダ」
「バカ野郎!誰もお前を責めたりしない」
馬を寄せる気配がしてジンが馬上ごしに、
アーサーに乗った俺の肩に触れた。
ポンポンと子供をなだめるように。
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