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第4話
一週間後。
それぞれが受験への準備を着々と進めている中、ユリカは置いてきぼりをくらっているような気持ちだった。
何も考えず、ただ楽しく過ごしたい。
先のことは考えたくない。そう願っていた。
そんな中、席替えが行なわれた。
席番号の書かれたくじが回ってきた。
くじの番号と、黒板に書かれた座席表の番号に合わせて移動する。
気心知れている人達がほとんどとはいえ、それでも期待と不安が入り混じるのが恒例だった。
ユリカの席は窓際の一番後ろ。当たりを引いたと周囲に自慢している。
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