第4話

3/5
前へ
/371ページ
次へ
あの佐藤くんが隣かー。普段、どんなことしゃべるんだろう。 真面目そうだから話が合わないかもな…。 「佐藤くん、森山です。よろしくお願いしまーす!」 ユリカは、このクラスの先輩として、黙々と机上の整理をする佐藤に小声でおどけて挨拶した。 「森山さん、佐藤です。よろしく。」 ぎこちなく笑って応え、次の授業の準備を始めた佐藤。 至極当たり障りのないやりとりだった。
/371ページ

最初のコメントを投稿しよう!

35人が本棚に入れています
本棚に追加