【第1章】第1話

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「また同じクラスでよかったー!私だけみんなと違うクラスになったらどうしようって不安だったよー。」 入学の時からユリカと同じクラスの小原マキが言った。 「ほんとよかったー。私、昨夜は緊張してなかなか眠れなかったよ。」 ほっとしたユリカがつぶやいた。 「えー?これから受験なのに、そんなので緊張してて大丈夫?」 同じく、3年間同じクラスとなった岡本ナナが続いた。 「うん。たぶん大丈夫。分かんないけど。」 「何それ、適当!」 マキの言葉に、3人は笑った。
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