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番外編/第3話【最終話】
「雨やんだっぽいし、明日もあるからそろそろ行こうかな。」
静かにカーテンを少し開け、窓の外を見たユリカが名残惜しそうに言った。
「そうだなー。今帰れば、まだゆっくりできる。」
「そうそう。お弁当作らなきゃ。あとは、ライティング講座の宿題もやらなきゃなんだ。」
「宿題、間に合う?この前もやらなきゃって言ってたけど。」
「うん。たぶん大丈夫。あとは、電車の中でコラムの内容考えるんだ。
来月から、私だけで書くことになったから緊張するよ。」
表向きは困っていながらも、ユリカは嬉しそうだった。
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