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「またみんな、同じクラスになれてよかったね。」
「うん。4クラスしかないけどさ、やっぱ緊張するよね。」
「もう3年だし、クラス替えとかしないで平和に過ごしたいよねー。」
思い思いに言葉を発する3人。
「ねえねえ、この人、誰?」
改めて掲示板に目をやったマキは、見たことのない人物が同じクラスのメンバーであることに気が付いた。
「佐藤ユキヤ?うちの学年にいたっけ?聞いたことないね。」
ユリカがナナに向かって声をかけた。
「そういえば、転校生が来るって噂あったよね。その人なんじゃない!?」
交友関係の広いナナは、いつも情報通だ。
「ふーん。でも、私は坂本くんと隣のクラスになれたから、男子が増えても減ってもどっちでもいいや。」
「出たー!坂本くん!」
マキの発言に、ナナが冷やかしを入れた。
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